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新刊 「キリストの例え話」 第一巻

2020.05.16 (Sat)

このたび以下の「キリストの例え話」まず16話をまとめて第一巻として発刊する運びとなりました。
本書は、教会で曖昧にされ、キリスト教徒の間で誤解もされてきたキリストの言葉の幾つかを、能う限り検証し、その意味を問い直した研究成果の集積を公表するものです。

以前に書き貯めた文面を推敲補筆などして書き改め、新たな記事を加えて、これだけはと思える例え話と意義深い言葉を取り挙げてまとめ、書籍の体裁を与えましたところ、300頁を越えて400頁の本になる勢いで、それでも最低限を網羅できたものかもわかりません。

例え一巻_表試_底画_名入_挿画300





キリストの例え話、また語られた言葉に込められた意味の深さと数多さには目を見張るものがあります。
それらの数々を、メシア=キリストはその公生涯の間に呼吸なさるかのように次々と語られていたことにはまったく瞠目させられるばかりです。

これまで、それらの例えや、僅かな言葉の中に秘められた事柄を、聖書を中心にしつつ、歴史やユダヤ教の史料をも探索し、その意味を探ってまいりましたが、この十年にわたってそれらを書いてまいりました蓄積と、最近に書き足したものとを合わせてゆきますと、相当な分量になることが見えてまいりました。

つい先週までは、キリストの例えと言葉の解き明かしの試みとして、全24話を想定していたところですが、福音書をあちこち渉猟しておりますうちに、それだけでは到底収まるものではないことにいよいよ気付かされ、圧倒されるほどになった次第です。

それは使徒ヨハネがその福音書の結びで述べている言葉、『イエスが行ったことは他にも数多くある。それらのすべてが書き記されたなら、その書物はこの世界でさえ収められないだろう』。との一文が脳中に響いて離れないほどのものとなりました。

あれもこれもと、このまま筆者の微力を尽くしてでも書き貯めてゆくだけでも、まだまだ多くのことが湧いてくるかのようで、今週には30の題目に達して、なお他にも見当たるところが幾つかありまして、これではいつになったら出版にこぎつけるものかという不安を感じるところにさえなりました。

つきましては、「キリストの例え話」との書名のままで、とりあえず二巻に分割し、15話ほどをまとめてまず一冊を発刊することを思い定めました。

目次の記事の順は、二巻に跨って、読み易く内容も平易なものから、次第に神の奥義に関わる事柄に進むよう配慮いたします。

・ 第一巻の内容は 

1.よきサマリア人の例え
2.種まく人の例え
3.あなたがたは世の光
4.放蕩息子の例え
5.あなたがたの義がパリサイ人に勝らなければ
6.水と霊から新たに生まれる
7.あなたがたは地の塩
8.後の者が先になる 賃金の例え
9.枯れたいちじくの木
10.からしの木とパン種の例え
11.ゲヘナの裁きを逃れられようか
12.富んだ者とラザロの例え
13.神の王国はあなたがたのただ中に在る
14.あなたの罪は赦された
15.人の子は安息日の主
16.わたしと共に集めない者は散らす

まず電子書籍として出版し、遠からず追って紙本を追加したく思います。
紙媒体をご希望の皆様には、恐れ入りますがいましばらくお待ちください。


筆記いたしました者としましては、分冊にすることはあまり意に染まないところがあります。
といいますのは、記事の並びに従って内容も深度を増すよう、一応の工夫はできていると思われるからです。
しかし、紙媒体での厚すぎない手軽さも、本の機能の良さと思われ
あるいは、今後第三巻を追加する場合にも、分冊が有利かと思われました。

しかし、福音書に、ここまで意味深い事柄が、しかも次から次へと現れる言葉の重み、言葉に込められた奥義の深さは、かの黙示録さえも斯くやと思わされることもしばしばで、まことに畏れ多い驚異の連続であります。
これはけっして刊行に当たっての自画自賛などではなく、本当にそう痛感し、人知を超えた秘儀、文字通りの神韻渺茫に触れる思いです。
それをこうして拙い文書にたどたどしく書き連ねるような汚しを敢えて冒すのも、世には余りに知られずにいると思われてのことからでありまして、筆者の訥弁は何卒ご容赦願いたく存じます。

ともあれ、ご一読いただきたく、ここに出版をお知らせ申し上げます。
ご一読賜りますなら、取り組んだ心身の痛みも癒される思いです。




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